COLUMN 3

リフォームの相場

屋根リフォームや外壁リフォーム、内装リフォームやキッチンやお風呂などの水回りリフォームをご検討の方へ!事前に知っておくといい相場!

リフォーム工事を検討されている方が知っておくといい相場

「リフォーム工事をしたいけど、住み慣れた家の雰囲気も残したい」

「水回りリフォームを考えているけど、工事の期間は?費用は?」

「リフォームの相場費用を知った上で、見積もりを依頼したい!」

そのようにお考えの方は多いのではないでしょうか。本記事では、リフォーム工事を検討している方へ、リフォーム工事の種類と各相場費用の情報提供をしていきます。

ぜひあなた様の大切な住宅のお悩み解決にお役立てください。

屋根リフォーム

屋根リフォーム

「外装」は広い意味で使われることが多く、建物の外観全てに関わるリフォームの事を外装リフォームといいます。本記事では、主な外装リフォームである屋根と外壁のリフォームについてお伝えします。
※施工費用の他に、足場設置費用が別途必要。相場費用は、一戸建ての場合20万円前後となる場合が多いです。

屋根は、風雨や紫外線、積雪などの影響を最も受けやすく、気づかないうちに劣化が進んでしまうことも。

建物を守るのに大切な屋根は、防水対策をしっかりする必要があります。屋根のリフォームには、全体を直すリフォームと一部だけを直すリフォームがあります。

葺き替え

葺き替えは、屋根を全て新しく交換するリフォームです。表面の屋根材を全て撤去し、下にある防水シートと下地木材も新しいものに交換した後、新しい屋根材を敷き詰めます。

リフォーム工事の中では最も大規模で高額な工事となりますが、屋根のトラブルは根本から解決できるメリットも。葺き替えの工事は、築年数30~40年目の建物になると必要になってくるでしょう。

  • 工期の目安:約10~30日
  • 費用目安:約120万~250万円

重ね葺き(カバー工法)

重ね葺きは、元の屋根材を剥がさず、上から新しい屋根材を被せる形でリフォームを行います。メリットは、工期の短さ、費用の安さ、断熱性・防音性の向上などです。

古い屋根材を撤去しない分廃材が出ませんので、廃材処分費などの諸費用も抑えることが可能。一方、耐震性が弱まる、使用できる屋根材が金属製の屋根材に限定されるなどのデメリットもあります。

その他、すでに雨漏りしていたり、骨組みまで劣化していたりする場合は施行できないこともあります。重ね葺きでコストを抑えようと思っても、屋根の状態によってはかえって割高になってしまうケースも。

屋根の工事は、信頼できる業者さんとしっかり相談して決めましょう。

  • 工期の目安:約5~15日
  • 相場費用:約100万~150万円

塗り替え(塗装)

屋根のリフォームで最も一般的に行われています。屋根の上の汚れを高圧洗浄で落とした後、塗料を塗って屋根材を保護します。築10年目以降の住宅が施行目安となり、費用も安く見た目がきれいになり、手軽に行えるのがメリットです。
※塗り替えを行うのは、屋根材が、セメント瓦・スレート系・金属系のみで、日本瓦は塗り替えの必要がありません。

  • 工期の目安:約5~14日
  • 相場費用:約20万~80万円

外壁リフォーム

外壁リフォーム

外壁のリフォームには主に4種類あります。

劣化した外壁箇所の補修

外壁のひび割れや、剥離、目地分部の割れを補修する工事になります。

工事と言っても補修箇所や範囲によって様々ですが、比較的安価で工期もかからないことがほとんどです。

外壁のひび割れなどを見つけた場合は、浸水や雨漏りなどの原因になるため、早めの対処をおすすめします。軽度の補修であればDIYでも対応可能ですが、慣れていない場合は改善できないどころか悪化させてしまうことも考えられますので、迷わずリフォーム業者さんにお願いしましょう。

  • 工期の目安:当日~10日
  • 相場費用:約1万~30万円

外壁塗装

外壁塗装は、建物の外観を美しく蘇らせるだけでなく、防水効果を高めたり、建物の劣化を食い止めたりする効果が得られます。

外壁塗装の目安は10年と言われていますが、使用されている塗料の種類によっても前後しますので外壁の状態を見極めることが大切です。

費用は、塗装する壁の面積と、使用する塗料によって大きく異なります。コストを重視するのか、耐久性を重視するのかしっかり相談して決めましょう。

  • 工期の目安:約14日~
  • 相場費用:約80万円~160万円

外壁のカバー工法(外壁の重ね張り)

古い外壁はそのままに、上から新しい外壁材を貼り付けます。

メリットは廃材の撤去費用がかからず、断熱性の向上が得られることです。

一方、下地のメンテナンスができない点と耐震性は下がる点がデメリットです。築年数が20年以上の住宅に済まれており、1度もメンテナンスしておらず、費用を抑えつつ外壁のトラブルを直したい場合は外壁の重ね張りをおすすめします。

  • 工期の目安:約14日~21日
  • 相場費用:約130万~200万円

外壁新調(張り替え)

外壁を全て剥がして新しい外壁材へ交換します。

メリットは、家の耐震性を高められる、家の寿命を伸ばせる、外壁を全て剥がして下地のメンテナンスができることがあげられます。

大規模な工事のため、費用が高額になり、工期も長くかかります。

すでに壁に大きな穴やひび割れがある場合や、築年数が30~40年以上経っており今後も住み続ける場合は外壁の張り替えをおすすめします。

  • 工期の目安:約30日~
  • 相場費用:約180万~280万円

内装リフォーム

内装リフォーム

壁紙(クロス)

壁紙(クロス)の種類は、メーカーが大量生産している量産品(スタンダード)クロスの他、メーカーが特別に開発しているハイグレードクロスがあります。デザインやコスト面を考えて選ぶと良いでしょう。

費用相場は量産品クロス(スタンダードクロス)の場合1㎡あたり800円~1000円、ハイグレードクロスの場合1㎡あたり1000円~1500円程です。

クロスに特にこだわりがない方はスタンダードクロスでも十分に満足していただけるはずです。また、一部屋だけハイグレードクロスにして、違いを楽しまれる方もいらっしゃるようです。

  • 工期の目安:1日〜
  • 相場費用:約6万円~(※6帖をスタンダードクロスに張り替えた場合)

相場費用:

フローリング

フローリングのリフォームには主に2種類あります。

床の張り替え

古いフローリングを剥がして新しいものと入れ替えます。フローリングリフォームの最も一般的な方法です。

張り替えの目安は、一般的に15~20年といわれています。フローリングを剥がした時に、下地が傷んでいる場合には補修する必要がありますが、同時にメンテナンスできる点はメリットと言えます。

フローリングの種類にはスギ・檜・オーク・ウォルナット等の100%天然木の「無垢フローリング」と合板などの表面に、化粧材を貼り合わせた「複合フローリング」があります。

  • 工期の目安:1日~
  • 相場費用:約8万円~(※6畳の場合)

上張り(重ね貼り)

古いフローリングの上から新しいフローリングを重ねて貼り付けます。費用、工期がおさえられるメリットがあります。

デメリットは、フローリングを重ねて貼り付けるため、その厚みで段差ができ、ドアが開かなくなる等の問題が発生しそうな場合は施行できない点。

さらに下地の確認ができない点です。下地が痛んでいた場合、床の軋みなどのトラブルが改善しないこともあります。

  • 工期の目安:当日~
  • 相場費用:約6万円~(※6畳の場合)

水回りリフォーム

キッチンリフォーム

キッチンリフォーム

キッチンの種類と相場費用は以下の通りです。

I型システムキッチン(壁づけ)

価格が安く抑えられる、スペースを取らない、調理に集中できるなどのメリットがあります。デメリットは、やや閉鎖的で家族に手伝ってもらいにくいなどの点があげられます。

相場費用:50万~100万円

I型システムキッチン(対面)

壁づけのタイプに比べて解放感があり、家族の方を向いて作業できます。一方、壁づけタイプよりもスペースが必要である、費用がかかる等がデメリットです。

相場費用:60万~110万円

L型システムキッチン

作業スペースを広く取ることができ、作業時の導線も短くできます。

費用面とリフォームするには広いスペースが必要である点がデメリットです。

相場費用:90万~150万円

アイランドキッチン

とても開放感があり、導線が広く取れます。おしゃれでカッコイイ雰囲気を創ることができます。

一方、リフォーム価格が高く、広いスペースが必要です。また、狭いキッチンのリフォームは不可能である点がデメリットです。

相場費用:100万~200万円

キッチンリフォームの費用の幅が大きい理由

キッチンリフォームの費用は、キッチンの形の他に、使用する素材やパーツによって費用の幅が大きく異なってきます。

例えば収納棚と天板の素材に関しては、天板が人造大理石の場合、ステンレスタイプと比べると5万円~10数万円程高額になります。

ガスコンロとIHクッキングヒーターの費用の違い

ガスコンロとIHでは、ガスコンロの方が費用は安いです。しかし、素材によっても費用は異なります。例えば、ホーロートップコンロは安価ですが、ガラストップコンロは高額な分、とてもお手入れがしやすいというメリットがあります。

費用相場例

ガス/ホーロートップコンロ 5万円~8万円程度
ガス/ガラストップコンロ 15万円~25万円程度
電気/IHクッキングヒーター 12万円~35万円程度

トイレリフォーム

トイレリフォーム

トイレのリフォームの種類は、和式トイレから洋式トイレへの交換、便器のみ交換、丸ごとリフォーム、トイレの新設などがあります。費用相場も10万円未満~100万円以上と様々です。

和式トイレから洋式トイレへの変更の場合

  • 工期の目安:15万~60万円
  • 相場費用:2~3日

トイレの便器交換

  • 工期の目安:半日~1日
  • 相場費用:3万~21万円(※設置する便器のメーカー、グレードによって異なります)

便器交換と内装工事(トイレ丸ごとリフォーム)

  • 工期の目安:1~2日
  • 相場費用:14万~32万円

トイレの新設

  • 工期の目安:3~5日
  • 相場費用:40万円~100万円

※トイレの場所を移動させる場合は30万~60万円、増築が必要な場合は70万円~200万円程の費用がかかります。

洋式トイレは大きく分けると、組み合わせ型、タンク一体型、タンクレス方の3種類。費用やお掃除のしやすさ、節水機能などを考慮して選びましょう。

組み合わせ型 便座と便器を好みに合わせて、それぞれ別のメーカーのものを選ぶことが可能。価格重視の方におすすめ。デメリットは部品と部品の間に汚れが溜まりやすく、掃除がしにくいところです。
タンク一体型 一番普及しているタイプといえます。掃除がしやすいです。もし故障した場合、全て交換しなければいけない点がデメリットです。
タンクレス型 タンクがない分とてもすっきりとしたデザインで、こちらも掃除がしやすいです。デメリットは、価格が高額である点と、手洗い場を別で設置しなければいけない点があげられます。

お風呂リフォーム/浴室リフォーム

お風呂リフォーム(浴室リフォーム)

お風呂場のリフォームは設置する浴槽の種類によっても異なりますが、工事費用と合わせて平均的な相場費用は50万円~150万円であることが多いです。

在来工法の浴室からユニットバスへ交換

  • 工期の目安:約7日
  • 相場費用:60万~150万円

※在来工法の浴室とは、モルタルで仕上げる昔ながらの浴室のことです。メリットは、好みのデザインで設計できる為、檜や大理石で作ることも可能です。浴槽の形にこだわりたい人にはおすすめ。デメリットは掃除がしにくい、機能性に乏しいなどがあげられます。

ユニットバス交換(ユニットバスからユニットバスへ)

  • 工期の目安:約4日
  • 相場費用:50万~150万円

在来工法の浴室から在来工法の浴室

  • 工期の目安:約14日~30日
  • 相場費用:50万円~200万円

浴槽の素材による価格の違い

FRP(ガラス繊維強化プラスチック) 3万円~35万円
人造大理石(ポリエステル) 5万円~40万円
人造大理石(アクリル) 30万円~120万円
ステンレス 5万円~30万円
ホーロー 8万円~135万円

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