COLUMN 4
水回りリフォーム
毎日使う水回りは他の所よりも劣化が早く真っ先にリフォームを考える場所でもあります。そこでまずは、水回りのリフォーム会社選びや費用について解説します。
水回りリフォーム計画!お風呂・トイレ・キッチンリフォームの費用と業者選びのコツ
見積もりからリフォーム完了後のアフターサービスまで長くお付き合いする業者さんですから「この業者さんに頼んでよかった」「これからもぜひお願いしたい」と思えるような業者さんの選び方のポイントをお伝えします。
見積もり段階からしっかり検討!
見積もりに来た営業さん(担当者さん)の説明のわかりやすさ、提案力、専門知識があるかは、今後のリフォームを左右する重要なチェックポイントです。
これからリフォームを円滑に進めるために、担当者さんの話しやすさや人柄も重要視してリフォーム業者を選びましょう。
相見積もりのポイント
相見積もりを取る際は、最低2社から多くても5社程度がおすすめ。あまり多くの業者から見積もりを取ると、判断が難しくなり逆に混乱してしまうことにも繋がります。当然ながら1社しか選べませんので、お断りする行程も大変ですしね。
また、ご自宅の図面を用意しておくと、見積もりの話がスムーズに進められます。
あらかじめお客様の方でメーカーのカタログなどに目を通し、希望の商品をいくつかピックアップしておくことも大切です。
工事してみると新たに傷んでいる箇所が見つかり、見積もった費用より実際の費用が多くかかる場合もありますので、考慮しておきましょう。
加えて、相見積もりを比較する場合は、1社目を基準にして他者を比較するとスムーズな業者選びができますよ。
約束を守れる業者なのか?
業者さんの中には「約束の時間に来ず、何の連絡もない」など、依頼したお客さんがとても困ってしまう事例もあるようです。
さすがにそこまではないにしても、連絡しますと言っておいてあまりにも音沙汰がないままだと不信感が生まれますよね。リフォームを依頼しても予定の期間内にきちんと終わるのかな?などと考えてしまいます。
いつまでに連絡しますなどと明確に伝えてくれたり、何かとマメに連絡をくれたりする業者さんの方が安心感が得られますので、その点もチェックしてみると良いかもしれません。
知り合いだからと安心しない!
知り合いの業者さんと聞くとつい安心してしまいがちですが、知り合いであるが故のトラブル事例も相次いでいます。
例えば、何かあっても言いづらい等があげられます。中には知り合いだから大丈夫でしょうと契約書を交わさずにリフォームしようとする業者さんもいるようです。
「ただの知り合い」の業者さんを選ぶのではなく、信頼できる人から紹介してもらう形で選んだほうが良いでしょう。
水回りリフォーム計画!リフォームの費用と業者選び
「水回りのリフォームを検討しているけど、業者選びで失敗したくない!」「トイレ・浴室リフォームの費用相場は?」
「あまり費用をかけずに狭いお風呂やキッチンをなんとかしたい!」とお考えの方は多いのではないでしょうか?本記事では、費用を抑えた水回りリフォームの方法と失敗しない業者選びのコツをお伝えします。
費用面も仕上がりも満足できるリフォームを行い、快適な生活を手に入れましょう!
水回りリフォームはまとめて行ったほうがお得?
リフォームするなら1か所ずつ行うよりも、お風呂・トイレ・洗面台・キッチンのいくつかをまとめて行ったほうがお得な場合があります。
見積もり・検討から施行完了まで一度で終わらせられるのは一番のメリットといえるでしょう。
お風呂、トイレ、洗面台、キッチンの4点をまとめてリフォームした場合の費用相場は以下の通りです。
マンションの場合 | 195~400万円 |
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一戸建ての場合 | 190~410万円 |
決して無理に一度で水回りを新しくする必要はありません。しかし、3点、4点とまとめてリフォームの依頼をするとお得になるプランを提供している業者さんもあります。
家全体が古くなっている場合などはまとめて行うことでお得にリフォームできないか業者さんに相談してみるのも良いかもしれませんね。
浴室リフォーム
浴室リフォームには浴室全体のリフォームと浴室の設備分部のみのリフォームの2つの選択肢があります。
費用を抑えたい場合は設備分部のみのリフォームが良いと思われがちですが、一か所のみ問題を解決しても他の箇所がすぐに痛んでくるといったことも考えられます。
交換時期が来たユニットバスであれば、お風呂場を全て新しくリフォームしたほうがお得になる可能性が高いです。
ユニットバスの場合、浴室全体のリフォームの相場費用は75万円~200万円程(※工事費込み)になります。
浴室リフォーム費用を安く抑えるコツ
窓のリフォームは本当に必要?お風呂場の窓が傷んでおらず、交換しなくても大丈夫そうな場合、窓のリフォームはしないという選択肢を取ることで大幅にコストカットできます。
窓のリフォームはサッシや壁紙を丸ごと交換するとなると、10数万円かかることもありますので、不要であれば対象から外してもらいましょう。
浴室暖房乾燥機or換気扇
現在のユニットバスは浴室暖房乾燥機が搭載されているものも多いですが、使わない場合は、あえて普通の換気扇のみを取り付けてもらうことでリフォーム費用をある程度カットできます。
ご自身が必要ないと判断された場合は、リフォーム業者さんに提案してみてはいかがでしょうか?
アウトレット品を活用しよう!
ユニットバスの商品によっても価格や値引き率は異なりますが、アウトレット品の中からでも希望の商品が安く見つかる場合があります。
定価より半額以下で購入できた!なんていう例も。アウトレット品はインターネットやメーカーのショールームなどで購入できますので、価格を抑えたい方は一度検討されてみてはいかがでしょうか?
キッチンリフォーム
キッチンリフォーム相場費用は?
キッチンリフォームの相場費用は、工事費込みで75万~150万円程です。
これはキッチン全体をリフォームする場合の相場ですので、ガスコンロやレンジフードなどの各設備のみの分部リフォームであれば10万円程度でもリフォームできる場合もあります。施行内容によって費用は大きく変わってきます。
キッチンの型によって費用が大きく変わる!
キッチンはI型、L型、対面型、アイランドキッチンと様々な種類があります。
費用を抑えたい場合は、I型キッチンが最も適しています。また、既存のキッチンの形から別の形に変えるとなると、リフォーム費用は高くなってしまうので注意です。
キッチンリフォーム費用を安く抑えるコツは組み合わせを考えること!
「ついこの前ガスコンロを新しくしたばかりなんだけど・・・。」という方の場合、リフォームで全て入れ替えてしまってはもったいないケースもあるでしょう。
キッチンは、様々なパーツの寄せ集めです。既存の物品で残したいものがあれば、リフォーム業者さんと相談してみるのも費用を安く抑える一つの方法です。しかし、やはりメーカーによって組み合わせできるものとできないものがありますので打ち合わせの段階でしっかり確認しておきましょう。
扉の色で価格が変わる?!
キッチンは、扉の色で価格が変わってきます。
毎日使う場所ですから気分よく料理できるのはとても大切です。リフォームするならキッチンの雰囲気を左右する扉の色にもこだわりたいところですが、あまりこだわりすぎると思わぬところで費用が高額になる可能性があります。
こだわるところはこだわる、抑えるところは抑えるという賢明な判断の元、好みのものを選んでいきましょう。
本当に必要な機能は何か?の見極めを!
システムキッチンの場合はたくさんのオプション機能がつけられます。しかし、あれもこれもとつけているとあっという間に高額になるばかりか、後になってやっぱり要らなかったな・・・と後悔することにもなりかねません。
例えば、食洗器をキッチン内部に設置する場合、据え置き型に比べると作業スペースは増えますが、収納が減ってしまうというデメリットもあります。
便利そうだからといって設置しても、今までのキッチンでその機能がついていなかったなら尚更、結局使わなくなることも考えられます。オプション機能は慎重に決めましょう。
トイレリフォーム
トイレリフォームの相場費用は?
洋式トイレは3種類あり、組み合わせ型、タンク一体型、タンクレス型に分けられます。
トイレリフォームの相場費用は14万円~36万円程になりますが、トイレの形状やどのようにリフォームするかによって費用も大きく変わります。
トイレリフォーム費用を安く抑えるコツ!不必要な機能はつけない!
最新のトイレには、オート洗浄や脱臭機能、夜間照明など魅力的な機能がたくさんありますが、わざわざ取り付けなくても他で代用できることはありませんか?
また、ウォシュレットも使わないようであれば、思い切ってつけないというのもコストを抑える選択肢の一つです。
抑えるべきところはクロスや床材!
便器や便座はお手入れのしやすさや使いやすさを考慮して決めなくてはなりませんが、トイレ内のクロスや床材は多少妥協してもいいかも?と思われる方はいないでしょうか?
もし、トイレ内の雰囲気に強いこだわりがないのであれば、安さ重視のクロス、床材を提案してもらうと良いでしょう。
贅沢しない!トイレの形状を見直す
トイレの形状で一番価格が抑えられるものは、組み合わせ型(分離型)のトイレです。
例えば、便座の不具合のみを直したい場合は、便座だけ取り換えることができますので経済的です。タンク一体型やタンクレス型はスタイリッシュですが、一部が故障した場合、全て交換しなければいけないというデメリットもあります。
さらに、業者さんにコスパの良い組み合わせを提案してもらうことで、費用もグッと抑えられるはずです。
業者選び失敗しないために
水回りに強い業者を選ぶ
リフォーム業者さんでも施行内容に関して「得意」「不得意」があります。
業者さんを選ぶ際はまず、自分がお願いしたいリフォーム内容の施行事例をホームページなどで見てみましょう。施工実績が多いとその分信頼しやすくなりますよね。
また、業者さんのアピールポイントを一緒に確認すると、その分野に詳しいのかを知る判断材料になるはずです。
口コミを確認する
特に水回りは、もし万が一施行後のトラブルがあった場合、損害費用が高額になるだけでなく、日常生活にも大きく影響します。
安くリフォームできたのはいいけれど、その後に水漏れがひどくて甚大な被害を被ってしまったなんてことだけは避けたいですからね。
地元で評判が良い会社は安心できる一方、悪徳業者の評判もすぐに口コミで広まってしまいます。ネットの口コミと合わせて、周りにリフォーム業者の評判を聞いてみると良いでしょう。
可能であれば、実際にリフォームを終えた人に対応の良かった業者さんを紹介してもらえると、より安心感も高まりますね。
担当者を見極める
リフォームをスムーズに進められるかは、業者の担当者さんにかかってきます。
誠実であるか、その分野の知識がきちんとあるか、わかりやすく説明してくれるかなど、見積もり段階である程度わかることも多いです。
今後、何度もやり取りすることになりますので、ストレスなく関われる話しやすい担当者さんであるかも含めて、業者さんを選んでいきましょう。